カラスの雛の飼育記録
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カラスの飼育J  -6-

2005/06/06                      

とても悲しい 昨日、元気の無い小さいほうのヒナガラスを巣に残した1羽のヒナと交換した。しかし、昨夜冷たい雨の降りしきる中巣に戻した1羽はすでに死亡。親ガラスのエサと消えた。とても後悔している。弱っていたとはいえ、巣に戻しさえしなければ死ぬことはなかったハズ。カラスはとてもかしこい。交換された1羽を自分のヒナとは思わなかった可能性がある。巣には1羽のヒナもいなくなった。死んだヒナもあわれだし、また、親ガラスも可愛そうでたまらない。しかたなく、昨日交換した1羽を巣に戻した。

しかし、3時間後、巣を観察しても親ガラスは上空を旋回したり、いつもの場所で見張りをするだけで一向に巣のヒナをケアする様子もない。そのうち、縄張りに進入したカラスを追撃したりしている。心配になって巣のヒナを調べてみると、体温が異常に低下、ぐったりとしている。もし、万一昨日のヒナ同様このヒナも死んだら目も当てられない。さっそく巣から回収した。

親ガラスには真に申し訳ない。私の判断の間違いで大切なヒナを全て取り上げる結果となった。そのうち1羽を死なせることになった。もし、私達が巣に関知しなければ、1羽か2羽ぐらい巣立ちさせることができたろうに。私達をウラむがよい。自分達が何をしたかは承知している。アサハカだった。


カラスの飼育K】

2005/06/10

とても残念。楽しみにしていた、2羽のカラスのヒナのうち先輩の太郎が今朝、妻の呼びかけにかすかに口をパクパクさせたあと、息を引き取った。原因はいろいろ思い当たる。@エサがあわなかった。A与えるエサの量が多すぎてノドに詰まったり、飲み込むのが困難で体力を消耗した。Bエサの与えすぎ。Cスキンシップが足りない。D体温の低下(親鳥の抱擁なし)E愛情不足(撫でたり、声をかけたり)F食中毒または病気Gストレス・・・など。

いずれにしても十分な知識も無いのに親鳥から引き離すのが早すぎたのかもしれない。親鳥の元でのヒナは成長著しい。エサの中にヒナの必須の栄養分を親が混ぜて育てているとしか思えない節がある。カラスの場合、ネズミの赤ちゃんのようにはいかなかった。残った「次郎」も、なんだか元気が無い。今日はエサを変えて卵の黄身を少し炒めて半熟にしたものをお湯で液状にして与えてみた。少し休ませてから声をかけると一瞬口を開けるので、そのときサッと一口流し込んでいる。今は一口飲み込んだら眠りについている。元気になってほしいが、あまり期待できそうには無い。 「次郎」よ、頼むから元気になってくれ!・・・祈るしかない。なさけなや。


もし、今度カラスのヒナを飼育する機会があったら、もう少しカラスらしくなってから、つまり、十分発育してから飼育することにしよう。いずれにせよカラスの子はカラスにまかせるのが一番なのだなと尊いカラスの命を犠牲にして、あらためて痛感した。「太郎」の冥福を祈りたい。残念しごく。
 

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